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定期預金とはどんな預金?定期預金の仕組みと預け方と満期の選び方のコツ

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資産運用の中でも一番お手軽なものの一つが「定期預金」です。今回はこの定期預金の活用方法として、定期預金の基本的な仕組みや、預金金利のしくみ、満期の決め方のポイントなどをまとめていきます。

最近は定期預金の金利もほとんど付かずに運用性としての魅力度は小さくなっているものの、元本保障の金融商品として減らせないお金のかなりに定期預金は向いています。

身近な定期預金をぜひ活用していきましょう。

定期預金とは?定期預金の商品性と仕組み

普通、銀行にお金を預ける時は「普通預金」と呼ばれる預金口座に入金されます。これは要求払い預金とよばれ、いつでも預金を現金として払い戻ししてくれる預金です。

とても便利がいい(流動性が高い)代わりに預金金利は低めです。

一方、定期預金というのは、「定期」と名前がついているように、一定の期間預けることを銀行に約束する代わりに、その分高い金利を受け取ることができる預金商品です。

まずは、定期預金の商品性を見ていきましょう。

定期預金の満期

  • 1カ月
  • 3か月
  • 6か月
  • 1年
  • 2年
  • 3年
  • 4年
  • 5年
  • 6年
  • 7年
  • 10年

といった区分で満期が決められていることが多いです。預けたお金は預金日から起算して満期まで預け入れられます。原則として満期日が到来するまでは引き出すことはできませんが、中途解約は可能です。

定期預金の金利計算と応当日

定期預金の金利は1年を365日とする日割計算で行われます。
また、定期預金には応当日というものがあります。たとえば、9月1日に1か月満期の定期預金を設定した場合は10月1日に満期(付利期間30日)となり、10月1日に1か月満期の定期預金を設定した場合は11月1日に満期(付利期間31日)となります。

時々、定期預金キャンペーンなどで1か月満期限定で○○%みたいな高金利が付く案件がありますが、こういう場合は1か月が31日ある月に設定をする方が1日だけですが運用期間が長くなり、少しだけもらえる利息が大きくなります。小技ですが、よかったら活用してみてください。

定期預金の期間中の解約とペナルティ

中途解約をした場合は、解約時のペナルティ金利が適用されます。通常よりも低い金利で計算されるという意味です。

マイナス(元本割れ)になることはなく、窓口で手続きをすれば、その場で普通預金に振替され、すぐに出金をすることもできます。なので、定期預金とは言っても、万が一の場合はすぐに引き出すことができます。

また、短期間であれば解約せずに、口座貸越という方法で、定期預金の残高の範囲内で自動融資を受けることもできます。

ただ、この設定はできるだけオフにしておいた方が良いと思います。

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定期預金が満期になったらどうなる?

定期預金が満期になった場合、「自動継続」か「解約」の二つの選択肢があります。多くは定期預金に預け入れをする際に決めているはずです。

自動継続を選択した場合、もう一度同じ期間の定期預金に預け入れられます。解約を選択した場合は元金+利息が普通預金口座に払い戻されます。

なお、自動継続の場合「元利継続」と「元金継続」の」二つがあります。
元利継続を選択している場合は「預金+利息分」が次回の定期預金に預けられる形、元金継続の場合は、利息分は普通預金に払い戻され、元金部分が再度、定期預金に預け入れられます。

スーパー定期、大口定期、ネット定期とは何か?

定期預金の名称には「スーパー定期」「スーパー定期300」「大口定期預金」「ネット定期」といった名称がつけられていることがありますが、意味合い的には以下のような感覚です。

商品性自体には大きな差はありません。

意味
スーパー定期 銀行の定期預金全般を指す
スーパー定期300 300万円以上の定期預金。通常のスーパー定期よりも金利が高い場合がある。
大口定期預金 1000万円以上の定期預金。スーパー定期300よりも金利が高い場合がある。
ネット定期 ネット支店、ネット口座、ネットバンキング専用の定期預金。店舗がある銀行の場合、スーパー定期とネット定期の2種類がある場合がある。一般に金利は高いことが多い。

ちなみに、なぜ「スーパー定期」と呼ばれることが多いのか?スーパーって何がSuperなのか?ということについては「スーパー定期とは何か?何が「スーパー」なの?」の記事で紹介しています。豆知識です。

仕組預金(新型預金)は定期預金ではないのでご注意

なお、定期預金の中でも注意したいのが「仕組預金(新型預金)」と呼ばれるタイプの預金です。

こちらは、預金(定期預金)という名前がついていることがありますが、こちらで紹介している預金・定期預金とは性質も仕組みも全く異なります。運用に関してリスクもある商品になりますので、ご注意ください。

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上記記事で解説しているので仕組預金を利用しようという場合はご一読をお勧めします。

 

定期預金の満期の選び方と預け方

定期預金の満期を決める時は大きく「金利面」「資金ニーズ面」の両面から考えていく必要があります。

金利から考える定期預金の満期の選び方

定期預金の金利は一般に「固定金利」が採用されています。預けた時点で満期までの預金金利が確定するわけです。

しかし、この金利というものは常に変動しているのです。
そのため、金利が低い時期に金利が低い定期預金にお金を預けたら、その後金利が上昇しても低い金利で預け続けることになるわけです。

もちろん、普通の定期預金なら極端に金利が上がった場合には、解約して再度金利が高い定期預金に預け直すという方法も使えますが、定期預金を中途半端に解約するとそれまで預けていた期間の金利が中途解約利率が適用されることになってしまい無駄になってしまいます。

逆に、金利が高い時は満期期間が長い固定金利の定期預金に預けることで長期間にわたって高金利の定期預金で運用できることになります。

つまり、将来金利が上昇すると予想しているのであれば短期で満期を迎える定期預金で運用した方がよく、逆に下落すると予想しているのであれば長期満期の定期預金で運用した方が効率的となっているわけです。

資金ニーズ面から考える定期預金の満期

貯めたお金というのは貯めることが目的ではなく、使うことが目的のはずです。定期預金を始めて資産運用・投資をする場合はその使う目的に合わせて組み上げていくべきです。

定期預金を組む時、人生の節目節目で必要なお金の需要に合わせて満期が来るように設定するのも重要です。

たとえば、自動車の買い替え時期に合わせたり、子供の教育費がかかる大学入学時期に満期を合わせたりすることが考えられますね。

大きなお金を定期に入れる時は分割して預ける

また、たとえば500万円の資金を定期預金で運用しようと考えた場合、まとめてあずけると何らかの理由で解約が必要になった時に、一括して解約する必要があります。

これを100万円×5本の定期預金にそれぞれ預けておけば万が一の場合でも必要な分だけの解約で済みます。

ただし、定期預金の中には預入する金額によって金利が上昇するものもあります。この辺りは、金利と使い道を考えて、分割するか?まとめて定期にいれるか?を判断しましょう。

なかなか貯めれない人には積立預金

また、中には預金・貯金をしようと思っていてもなかなか貯まらないという方もいるのではないでしょうか?そのような方にお薦めなのが「積立貯金(預金)」です。

毎月給料日のようにお金が入ってくる日に積立預金の設定をしておけば自動的に預金口座から定期預金の方に積み立てられていくことになります。

預けた定期預金(積立預金)は簡単には解約できないので、まず貯めてします(先取り貯金)として積立商品は魅力的です。強制的に天引きで貯金出来ていくのは強みですね!

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なお、預金以外の方法でも積立投資をする方法は存在します。

お金の利用目的などに応じて、投資信託の積立のように投資をしてみるのも良いと思います。

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定期預金で銀行を比較するならどこがいい?

定期預金で銀行を選ぶとすると圧倒的にネットバンクがおすすめです。

都市銀行やゆうちょ銀行などは知名度は高いですが「金利」という面ではとても弱いです。実際のところ、数十倍~100倍以上の金利差が生じている預金もあります。

預金金利でおすすめの銀行としては以下の銀行が挙げられます。

最近のネットバンクは「コンビニATMを使って手数料無料で入出金」が可能になっているので、利便性もほとんど普通の銀行と変わりありません。

参考サイト①:ネットバンク比較ランキング

 

まとめ。銀行の定期預金を活用しよう

預金金利が低い現在、定期預金という商品自体がかなり低く評価されているのは間違いありません。実際に金利も低いです。

ただ、個人の資産ポートフォリオを考えるとき、いつでも現金(キャッシュ)にすることができる資産というのは一定割合で必要になります。

いくら金利が低いからといってタンス預金として自宅に保管しておくのは、また別のリスク(盗難や災害)もあるわけです。

確実に用意しておかなければならないお金については定期預金というものも十分に活用の余地はあると思います。

要は使い分けです。