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勘違いしやすい「プレミアム」の金融・投資の世界での意味とは?

premiumプレミアムと聞いてどのような意味を感じるでしょうか?プレミアムビールなどの商品があるように「プレミアム=上質」という意味ももちろんあるのですが、金融や投資の世界におけるプレミアムというのは「上乗せコスト」「上乗せ金利」「割増金」といった意味でつかわれることがほとんどです。

プレミアム投資信託とかプレミアム空売りというように「プレミアム」という言葉がついた金融商品も多数ありますが、いわゆる「上質」という意味でとらえている方も少なくないようです。今回はそんな金融や投資の世界でつかわれる「プレミアム」という言葉の意味について分かりやすく説明していきたいと思います。

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プレミアムは必ずしもいい意味とは限らない

プレミアム金利という表現はなんとなくいい意味に感じるかもしれません。
ただ、これは日本語にすれば「割増金利」となります。

「あなたにはプレミアム金利が適用されます。」と言われたら、優遇されるのかな?と思われるかもしれませんが、正式な意味合いとしては上乗せ金利が適用される(金利がたくさんかかる)ということになります。

受け取る立場ならプレミアム金利大歓迎ですが、支払う立場なら損をするということになります。

 

ジャパンプレミアム・リスクプレミアム

ジャパンプレミアムやリスクプレミアムなどの言葉は「上乗せコスト(金利)」という意味でプレミアムが使われています。

たとえば、ジャパン・プレミアムとは、日本の金融機関が海外市場で資金調達(お金を借りる)ときに求められた上乗せ金利です。バブル崩壊後の不良債権問題で発生していました。

また、リスクプレミアムというのはリスクに対する上乗せを意味します。
たとえば、同じ1年後に100万円を返済するという債券があるとして、信頼度の高い人と低い人に貸す場合、信頼度(信用度)の低い人に対して求められるリスクに応じた上乗せ金利がリスクプレミアムとなります。

なお、金利以外にも「手数料」という意味でプレミアムという言葉が使われるケースもあります。

 

オプション用語としてのプレミアム

プレミアムという言葉をもっとも多く利用する金融・投資商品としてオプション取引が挙げられます。

オプションとは買う権利(コールオプション)や売る権利(プットオプション)があり、様々なモノを一定のタイミングで買う権利や売る権利を売買するものです。この時に売買される「権利の価格」がプレミアムとなります。

この場合のプレミアムは「時間的価値」「本質的価値」の合計になります。本質的価値はわかりやすい一方で時間的価値の計算については高度な計算方法があるわけですが、ここで詳しく説明するとこの記事の趣旨が変わるレベルになりますので「 「時間的価値」と「本質的価値」」などの外部サイトを参考ください。

なお、投資信託などで「プレミアム投資信託」などと「プレミアム」という言葉がつくものが多数ありますが、この投資信託につくプレミアムというのはこのオプション用語としての「プレミアム」を意味しています。

いわゆる「プレミアム戦略」といわれるカバードコール戦略を活用したようなもので、一定以上の利益を放棄する代わりに金利収入を得るというオプション戦略の一種です。

 

プレミアム○○という金融商品の本来の意味に注意

プレミアムと聞くと私たちは「良いもの」と考えてしまう傾向があります。

一方で金融や投資の世界においてはプレミアムという言葉は「上乗せ手数料(リスク)」や「権利売買の価格」といった意味でつかわれています。いずれにしても、「良いもの」という意味ではありません。

この記事を書こうと思ったのが、世の中に「プレミアム投資信託」という投資商品が多数登場しており、松井証券が「プレミアム空売り」というサービスを提供していることでTwitterなどで勘違いしている人が多かったからです。

 

プレミアム投資信託

代表的なものがプレミアム戦略を利用した投資信託です。オプションの売り手としてプレミアム収入(オプション収入)を得るファンド。現物があればカバードコールとなり、一定以上の値上がり益を放棄するだけになりますが、上昇相場の恩恵が得られないというリスクが伴います。

また、一概にこうしたファンドは手数料が高いです。販売手数料や信託報酬(管理コスト)が高いことが多いので販売する金融機関にとっては儲かる、プレミアム(上質)なファンドと言えるかもしれません。

一方で、買い手(投資家)にとっては厳選された上質な投資信託という意味ではありませんので勘違いしないようにしてください。

 

プレミアム空売り

こちらは松井証券で提供されている空売りサービスです(一般信用売り)。
プレミアム空売りというと何か特別な(儲かりそうな)空売りと思うかもしれませんが、単純に空売りさせてやるけど追加貸株料(プレミアム)を払ってもらうよ。というサービスです。

プレミアム空売り銘柄は、制度信用取引(証券取引所がルールを定めた信用取引)では空売りできない銘柄だけど、一般信用取引という証券会社(松井証券)が個別にルールを決めている信用取引で空売りできる銘柄ということです。

空売りをするのは1日限り(日ばかり)で1日当たり松井証券が定める貸株料(プレミアム)を支払う必要があります。
ちなみに、同様の空売りサービスについてはSBI証券(HYPER空売りサービス)も提供しています。

 

いずれにしても投資商品などで「プレミアム○○」という商品は何かしらが「上乗せされている」というように考えるべきということです。

以上、勘違いしやすい「プレミアム」の金融・投資の世界での意味を紹介しました。

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