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<2020年版>大学生が初めて株式投資をするときの注意点と証券会社選びのコツ

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student大学生の方で株式投資などの投資・資産運用に興味があるという方も意外と多いのではないかと思います。株式投資にのめりこむ、ギャンブルのような売買をするというのはお勧めしませんが、大学生のうちに株式投資などを通じて、金融のことや企業のことを知るというのは非常に面白いし、有意義だと思います。

今回はそんな大学生の方が初めて株式投資をしようと思ったときの証券会社の選び方や選び方のコツなどをわかりやすく紹介していきたいと思います。

大学生が株式投資をするメリット

まずは、大学生のうちに株式投資を始めるメリットについて考えてみましょう。

 

1)企業研究などのよい機会となる

大学生の方は今後、就職活動をして会社に入るというキャリアを考えている方が多いかと思います。そんな中で企業研究などの形でその会社がどんな会社なのかを調べたりすると思います。
株式投資をしていれば、投資先の企業のことはもちろん、関連する会社や業界全体の動向などを勉強する機会に恵まれます。

株式市場はその会社を美辞麗句をならべたパンフレットなどで評価することは無く、今の収益や将来の収益見込みなどをシビアに見ています。そうしか環境で企業や業界を見ていくと、たんなるイメージではなく、その会社・業界が本当に伸びるのかなどを考える良いきっかけになるかと思います。

 

2)お金のことを考える良い機会となる

日本の公教育では、あまりお金のことに対する教育を行ってくれません。
その一方で、企業年金(確定給付年金)から確定拠出年金への移行のように自分のお金のことは自分自身で管理し、その責任も自分で負うという時代になっています。

そうした中で、若いときからお金のことをしっかりと考えること、勉強することは大きなメリットがあります。
また、資産運用では長期間運用するという「時間」も強い味方になります。利息が利息を生む複利効果を発揮することができるからです。このあたりは「金融知識として知っておきたい複利の考え方」でも紹介、説明しているので気になる方は読んでみてください。

 

大学生が株を売買するときの注意点・リスク

つづいて、投資をする前に知っておくべき基本ともいえるリスクや注意点です。

 

1)投資した金額よりも減ることがある(大切なお金は投資しない)

株式投資は元本保証ではありません。自分が買った価格以下でしか株が売れなければ損をしてしまいます。投資をするお金(投資資金)は余剰資金である必要があります。そのお金が無くなったら生活に困るというお金を投資に回してはいけません。

また、当たり前ですが、誰かからお金を借りて投資しようなんて思ってはいけませんよ。最近の株式投資は10万円もあれば始めることが可能です。そのくらいのお金はバイトするなりなんなりして自分で貯めましょう。

 

2)投資で生活していこうなんて思わないこと

投資で大成功して投資家として食べていく。こういう夢を見ることがあるかもしれませんが、それはやめておきましょう。投資で成功するにはそれなりの「元本(投資資金)」が必要です。
年間に1000万円稼ごうと思ったとき、元本が100万円しかないなら10倍にする必要がありますが、10億円あれば1%の利回りで運用すれば1000万円です。

投資で最終的に成功するには元本(元手)が必要です。投資で成功した人には100万円の軍資金を数億、数十億にしたという人もいるのはいますが、多くの人にはその才覚はありません。また、運も必要になります。

そういう道をとりたいと思うのであれば働きながら元本を貯め、さらに運用で安定的な収益性を出せるようになってから考えるようにしましょう。少なくとも大学生のうちに考えることではありません。

 

大学生が証券会社に口座を開設するときの注意点とポイント

大学生でも20歳を超えていれば免許証と住所、マイナンバーがわかればどこにでも口座を開設することができます。

<<必要なもの>>

  • 身分証明書(免許証またはマイナンバーカードがベスト)
  • 印鑑(印鑑証明は不要です。シャチハタは不可なので朱肉と別の印鑑を用意しましょう)
  • マイナンバー通知カード(身分証をマイナンバーカードにする方は不要)

身分証明書の住所と実際の住所が異なる場合は上記の他に公共料金の領収証などが必要になります。詳しくは「実際の住所と本人確認書類の住所が違う時の銀行や証券会社の口座開設の方法」をご覧ください。

 

未成年者の場合は口座開設に親権者(両親)の同意と口座が必要

20歳の誕生日を迎えている方はこの項は読み飛ばしていただいて結構です。

ここでいう未成年は20歳未満の方で未婚の方を指します。さて、未成年の方が証券会社に口座を開設する場合には、親権者の同意並びに親権者の口座がその証券会社にあることが基本条件となります。
そのため未成年の方が証券口座を持つには両親にも口座を持ってもらう必要があります。少し面倒ですね……。

ちなみに既婚者は年齢が20歳未満の方であっても成人と同様に扱われます。余談ですがこれを民法では「成年擬制」と呼びます。一度既婚者となった方は20歳未満で離婚した場合でも成人として扱われることになります。

 

おすすめは株の少額取引ができる証券会社

大学生のお勧めの株取引としては「少額取引ができる」というのを中心に考えるようにするとよいと思います。
株式は通常、100株単位で取引されています。これを単元株といい、仮に株価が3000円の株なら3000円×100株=30万円が最低取引金額となります。
※かつて単元株は100株、1000株というようにバラバラでしたが、現在は100株に統一されています。

大学生の株投資と考えるとちょっと規模が大きすぎますよね……。そういう時にお勧めなのが「単元未満株取引」という少額取引です。100株の「単元株」以下の数量での取引ができるものが「単元未満株取引」です。

一部のネット証券ではこうした単元未満株取引を受け付けています。これを利用すれば少ない金額で株取引をすることができます。詳しくは「単元未満株取引(プチ株、S株、ワン株)のメリット・デメリットとミニ株との違いを比較」でも記事にしてまとめています。

 

大学生にお勧めのネット証券

最後に以上の条件を考えたうえでのおすすめのネット証券(証券会社)を紹介していきます。あくまでも大学生が株式投資をするという目線での紹介です。

 

SMBC日興証券(キンカブ・日興フロッギー)

大手証券会社の一角。キンカブという金額単位の株投資が可能な証券会社です。100円単位という小額で株式投資をすることができるのが強みです。また、日興フロッギーというブログメディアも運営しており、投資についての考え方や銘柄選びなどの情報も発信されています。

投資についての勉強もしながら、小額(100円~)投資ができるのは大きな強みです。投資と資産運用や起業についての勉強を兼ねるという意味では日興フロッギーはおすすめです。2020年3月からはドコモの共通ポイントである「dポイント」を使って投資をすることもできます。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/service/19378″]

FROGGY(SMBC日興証券)公式ホームページ

 

SBIネオモバイル証券

20歳以上であれば口座開設が可能です。1株単位の小額投資が可能で手数料は月の投資金額が50万円以下なら月額200円(税別)となっています。1株単位で株投資ができるので小額の資金からでもOKです。また、投資には共通ポイントカードの「Tポイント」を利用して投資をすることもできます。

日興フロッギーと違い、株主として登録されます。100株以上の株主にならないと議決権は行使できませんが、決算資料などは郵送で届くので、企業研究などにも活用したい場合はネオモバのほうがよさそうですね。

[bloglink url=”https://money-lifehack.com/securities/service/18439″]

ネオモバ(SBIネオモバイル証券)公式ホームページ

 

以上、大学生が初めて株式投資をするときのポイントと証券会社選びのコツをまとめてみました。